出展までのいきさつ

この記事は、数学カフェのアドベントカレンダー「4次元コンテンツ出展の記録」の、
11日目の記事となります。

本日は、企画の立ち上げからサイエンスアゴラ当日の発表に至るまでのいきさつを、東京で実施した次の3つのイベントを中心に振り返ってみたいと思います。

1. キックオフミーティング
2. 中間発表会
3. 事前講習会

前提として、私たちは次のような特徴のあるチームでした。
・ 多様なメンバーが有志で集い、初対面の組み合わせも多かった。
・ アクティブメンバーは10人前後で、コミットの具合も様々だった。
・ どのタイミングからでも、参加するメンバーを受け入れていた。
・ 遠隔コミュニケーションが中心だった。

私たちのように、プロジェクトを進める数か月間だけ、オンライン上で緩く繋がる「分散型」のチームは他にもたくさんあるでしょうし、今後ますます増えていくのではないかと思います。似たようなプロジェクトを始めようとしている方の参考になれば嬉しいです。


キックオフミーティング

5月中旬に、数学カフェとしてサイエンスアゴラの出展を目指すことが決まり、中の人と打ち合わせて書類を提出しました。審査に受かって出展が確定したのが、6月30日。そこから、少しずつ動き始めて、7月末の企画説明会で初めてメンバーに会いました。

この時、たしか @yuta_1nose さんだったと思いますが、キックオフミーティングをやろう、というご提案があり、バタバタと翌週に開催する運びとなりました。

このミーティングには想定より多くのメンバー(13人)が集まり、借りていた会議室の定員をオーバーしてしまったため、頼み込んで入れてもらった記憶があります。数学カフェの中の人が進行して下さる中、私が企画の趣旨を、@yuta_1nose さんが運営に関することをそれぞれ説明しました。

この時、説明を聞いていたエンジニアの @shoko3168 さんが、回転する4次元立方体のスクリプトを見つけてきて、@muripo_life さんが、すぐにこれを Oculus Rift で表示して下さいました。あっという間の出来事でしたが、「こういうことか」と歓声が沸いたのが印象に残っています。

キックオフミーティングの効果はてきめんで、その日を境に開発も始まり、活発なコミュニケーションがなされるようになりました。

中間発表会

中間発表会を行ったのは、会場の下見や出展調査票の提出といった事務的な作業が終わったあとの、9月の中旬。一部のメンバーが集まって開発の状況などを確認しました。

開発面ではこの日が良い目標になりました。@outlandkarasu さんと作っていた4次元立体視のシステムや、@tany さんの作っていたタブレットコンテンツのモックアップがこの日に持ち寄られ、今後の方針が議論されました。

事前講習会

いよいよ本番の前の週になって、当日のスタッフ向けに講習会を行いました。この日に新しく参加してくれた方も、5、6人いらっしゃいました。

展示するアプリを使ったリハーサル、出展コンセプトの共有、そして説明方法の周知などが目的でしたが、ラストスパートに備えて団結するという効果もあった気がします。

実際、この講習会で開催が決まった最後の開発もくもく会では、Oculus Riftのアプリを随分ブラッシュアップすることが出来ました。また、この講習会にいらっしゃった Unitusゲームコースの皆さんが、急ピッチでMerge VR用のVRアプリを制作し、展示に加えて下さいました。これについては、本アドベントカレンダー5日目のりっちゃんの記事に詳しいです。


まとめ

今回のサイエンスアゴラへの出展は、私たちにとっては初めての経験ばかりで、たくさんの学びがありました。特に今回紹介したような要所要所でのイベント実施は、私たちのような「分散型」のチームがプロジェクトを進める上で、とても効果的だったと感じています。

それから、最後の1週間というのは、やはり馬鹿にならない生産性を発揮出来ますよね、笑。事前講習会を本番1週間前という時期に設定したことはプラスに働いた気がします。

以上、まともに組織に属したことのない素人の目から見た感想でしたが、明日は、@yuta_1nose さんが組織運営や会場運用に関して書いて下さいます!

投稿者: miurror

韓国高等科学院 (KIAS) 研究員 / 数理科学絡みで色々な研究をしています。最近は人工知能やバーチャルリアリティなどの情報技術を、数学的現象を観測する手段として用いることに関心があります。