week 164

友人の数学者がKIASでいくつも興味深い講演をしてくれたので、実に楽しい一週間になった。他にも何名かのビジターがいて、質問をしたり研究の話を聞いてもらったり、いろいろと勉強になることが多かった。

同時に、締め切りが近い論文をなんだかんだ工夫をしながら進める。いちいち遅筆に絶望せずにコツコツ進めることが大事なんだろう。

そういえば、「The mind」というカードゲームでものすごく盛り上がったのだけど、後で調べるとルールを勘違いしていた。このゲームは1から100までの数字カードをチームメイトの顔色をうかがいながら、小さい順に出していく、というだけの単純なゲームで、本来はジェスチャーや比喩すら禁止の「間を読む」ゲーム。

ところが我々は、厳密な数字を明示しない範囲で、あらゆるジェスチャーや比喩をOKにしてしまっていた。結果的にこの改変はむしろゲームを違った意味で面白くした気がする。線引きは難しくなるけれど、ハウスルールとしておすすめかもしれない。

★☆★
久しぶりに近所のベトナム料理店『LOI CUON』に。韓国のよくある炒飯(ポックンパ)とは違う味付けが新鮮でまた良い。
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week 163

時差ぼけはしなかったけど、ソウルに戻って特に大きく研究が捗る、ということもなかった。そういう進捗は海外出張に付随するボーナスみたいなものと信じている節があるので、少し残念。とはいえ、放置していた小さな仕事をいくつか片付けるなど。

週末、ボードゲームクラブで遊んだ「クレムリン」は、不謹慎さがなかなかリアルでグッとくる良ゲー。ソ連共産党の政治闘争をモデルにしているが、基本やることは政敵を告発して調査したり、粛清してシベリア送りにしたり、ストレスを与えて老いさせたり、というふざけた行動の数々。プレイヤーはそれぞれ、自分の投資した政治家に影響力を行使して、政敵の突然死を待つことで重要ポストを獲っていく。

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ビジターのもてなしにも利用する『豊川うなぎ』で、海外に長期滞在する韓国人の友人を見送る会。このお店はうなぎだけじゃなく、ポッサム(茹で豚)など他のメニューもおいしい。
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week 162

バークレーに移動してMSRIの研究集会に参加。勉強になったし出会いもあって楽しかった。MSRIは、講演直後からビデオが次々にアップロードされていくのが特長で、聴く方としてはすぐに復習できるのでありがたい。研究集会のあとにはアンケートも求められ、スケジュールからランチの内容まで改善に尽くそうという姿勢が素晴らしかった。

MSRIは山の上にあって、UCバークレーのキャンパスからシャトルバスで移動する。この大学のキャンパスはかなり広くて、背の高い木々や様々なデザインの建物が美しかった。キャンパス内をコロンビアのスタートアップ、Kiwiの自動配達ロボットが、人や障害物を避けながら走り回っているのもすごい。
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食事は大体おいしかったのだけど、少し抑制的にピザの写真だけ貼ることにする。滞在先のすぐ近く、『North Beach Pizza』で食べたピザ。食べきれなくて包んでもらったけど、翌日までおいしかった。
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week 161

スタンフォード大学にいる友人を訪問。大学に隣接するパロアルトの街は暖かくて緑が多く、大変過ごしやすい土地だった。”El Palo Alto(背の高い木)”という、街の名前や大学のエンブレムにも使われているセコイアの樹を見たが、なぜこんなにも大きな木が小川のほとりに育つのか、想像するのも難しかった。

大学のキャンパスにはたくさんヤシの木が植えられていて、正門から中心部分(メインクワッド)までまるで建物のない広大な土地が続くなど、贅沢に造られている。メインクワッドでは設立者のリーランド・スタンフォードや、寄付をした著名人の存在がこれでもかと強調されているのだけど、なぜか嫌味じゃないんだよな。
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サンフランシスコまでの電車移動中、高校生?の集団が2階の半車両を陣取って、音楽を流して歌って踊り、乱痴気騒ぎをしていたのが印象的だった。ハリウッド映画かよ。

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チップもあって外食の物価は高いけれど、食事はほとんど外れない。マウンテンビューの”Paul Martin’s American Grill“では、せっかくのアメリカなので、とハンバーガーを注文したのだった。ああ、ソウルにもこのレベルのハンバーガーがあればなぁ。
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week 160

KIAS滞在中の数学者から、研究の話だけじゃなくて、放置していたラズベリーパイへの入門方法まで教えてもらえて実に楽しい1週間だった。電子工作でどんな意味のあることができるかは全く未知数だけど、とりあえずmathematicaを動かしたり、LEDを光らせたりして、それだけでも愉快だった、笑。何を作ろうかなぁ。

ボードゲームクラブでずっとプレイしたかった「Azul」をとうとうプレイしてみる。2018年のドイツゲーム大賞・ドイツ年間ゲーム大賞を受賞したゲーム。ルールはシンプルで、色とりどりのタイルを集めて作った模様からポイントを稼ぐだけ。
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最近やっている数値実験、もポイントを稼ぐゲームみたいな感じだけど、相手が現実なので真剣度が違う、かもしれない。何度も行き詰まっているけど、少しずつ少しずつ。ちゃんと意味のある実験をするには色々な要素をそれぞれ完全にコントロールしないといけないのが難しくもあり面白くもあり。

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ビジターを連れて行くのに丁度いい近所のお店の一つが『コトセギョプサル』。辛もやしもおいしいし、焼いたクレープ生地に肉を包んで、きな粉をまぶして食べるのが癖になる。
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week 159

某締め切りが迫っているけれど、望ましい結果が出なくて悩ましい。信号処理の基本を踏まえていないことが問題だろうと思って勉強しつつ計算を進める。

そういうわけで、ここのところ友人と作業イプをしても、こちらからは何も分かりやすい完成品を見せられていない。が、友人の創作物はいつも見せてもらって楽しませてもらっている。ありがたいことだなぁ。

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最近何かと重宝している『西洋料理店』。友人の誕生日のお祝いだったり、久しぶりの食事会だったりに利用させてもらっている。KIASにも近いので同僚ともバッタリ会うよね。
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week 158

数値実験で面白い現象にぶつかってはいるけれど、何が起きているのかが分からない。良い結果が見えた気がしたかと思えば、しょうもないミスが原因だったり、しょうもないミスが原因だろうと思っていたら、それだけでは説明がつかなかったり。寝る前に計算を走らせないともったいないと考えて、つい夜更かししてしまうのが、逆に効率を下げてしまっている気がする。

ボードゲームクラブでは「郵便馬車(Thurn und Taxis)」と「スカイアイランド(isle of skye)」を新たにプレイ。

郵便馬車は、中世のドイツが舞台のボードゲームで少しずつ郵便網を広げていって発達度を競う。後で確認すると郵便局の建て方を間違えてプレイしてしまっていたが、それでもなかなか面白かった。正しいルールでやるともっと戦略性も出てきそう。
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スカイアイランドは、カルカソンヌみたいにタイルを並べて城の周りに島を作っていくゲーム。カルカソンヌとは違い、各プレイヤーがそれぞれ陣地を広げていけるけれど、なぜか毎回島のタイルを売り買いするフェーズがある(どういう世界観なんだ)。プレイする度に勝利条件が変わる仕組みが斬新で良かった。

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回基のパジョン通りで新しく挑戦したお店。天井が低い2階席に通されたけれど、その低さたるや、中腰でも頭をぶつけるレベル。狭い部屋の壁や天井には落書きだらけで、味はともかく、雰囲気がやばいお店だった。
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week 157

共同研究者が帰った後もその研究に没頭していた。締め切り然とした締め切りのある国際会議を目指すことになったのだけど、良い勉強になりそうだし、お祭り感があってワクワクしている。

で、どうしても没頭すると寝食を忘れてしまいがちなのだけど、無理が身体に響くようになってしまったのが悲しい。悔しいけれどセーブもする。

一方、締め切り然としていないけれど暗黙の締め切りがありそうな仕事も色々あって、そちらは進んでいないので、とにかく時間を確保する計画を立てる。

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今週はベトナム料理店の『Emoi』でチャーハンを食べたぐらい。韓国でチャーハン(ポックンパ)というと海苔やコチュジャンが入った韓国バージョン(これもおいしい)を指すことも多いけれど、こういう素朴なチャーハンも良いな。
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week 156

共同研究者がKIASに滞在していたので毎日議論をして過ごす。普段は主にチャットで議論していたのだけど、やはり面と向かって議論すると思わぬ形で捗っていくのが楽しい。また最近忘れていたけれど、実データを弄って得られる発見はいつでも非常に面白い。これが現実を相手にする科学の面白さなのだろう。今回はデータ駆動型の研究になりそうで楽しみだ。

ボードゲームクラブでプレイした「Avalon」はとてもよく出来たゲームで、ぜひまたプレイしたいと思える名作だった。マフィアや人狼と類似のゲームだけど、負けてゲームから除外されるということがないし、最後の最後にEvil側に逆転のチャンスがあるところが絶妙のバランスになっている。

名作といえば、英語版の『コードネーム:デュエット』もシンプルな名作で、友人とじっくり非同期チャットでのプレイを楽しんでいた。英語の知らない意味にぶつかったりもして勉強になるし、ヒントの出し方もなかなか奥が深い。随分時間をかけてスタンダードゲームを初めてクリアできたのは嬉しかった。

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最近、回基駅の近くまで食事に出ることは多くないのだけど、フランチャイズの『ベトナム先生』を教えてもらって初めて訪問した。一人でも気楽に入れる雰囲気で、味も安定してそうだ。
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week 155

韓国の研究費はセミナーや打ち合わせの後の食事にも使えて、実際に思わぬコミュニケーションを生むので一定の効果があるのだけど、正直恐縮でもある。当然不正の余地もそれなりに大きいわけで、1.外部のメンバーを含めた食事にだけ適用可能、2.アルコール類は認められない、などの慣習的運用ルールがある。

しかし、研究費を食事に使うために外部のメンバーを呼ぼう、みたいな本末転倒なことになりやすい点がトリッキーで、高級店に案内されてもホストが行きたいだけなのでは、という邪推も生みかねない。

自分たちでセミナーを開催するにあたっては、その辺りをなるべくクリアに運用したい気持ちがあるのだけど、メンバーもそれぞれ公金使用に対するスタンスが違ってなかなか悩ましいところだ。程度は違えど、研究費にはどの国でも似たような問題があるんだろうな…。

とはいえ、KIASでのセミナーは開催するのも発表するのも非常に楽しめている。自分にとっては内輪で始めるぐらいが丁度いい難易度だったのかもしれない。

週末には珍しいメンバーで集まれたので、孔大(ホンデ)でおいしかった『Kitchen LAB』を再訪。久々に行っても良いお店だった。たくさん食べたあとは脱出ゲームでめちゃくちゃ探索した。
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